【元刑事が解説】会社をハラスメントから守る!危険な社員の見抜き方と発覚時の正しい対応

近年、パワーハラスメント(パワハラ)やセクシャルハラスメント(セクハラ)をはじめとする「ハラスメント」が社会問題化しています。企業にとって、ハラスメントに対する会社の対応は、企業存続を左右するほど重要な経営課題となっています。

これまで数多くの企業内トラブルや素行調査に関わってきましたが、ハラスメント問題の多くは「採用時の見極め不足」と「発覚後の初動対応の誤り」から深刻化しています。

本記事では、会社にハラスメント社員を招き入れる危険性、入社前に危険人物を見抜く方法、そしてハラスメントが発覚した際の会社の正しい対応について解説していきます。

企業防衛のために、ぜひ最後までお読みください。

なぜ「ハラスメント」は会社を崩壊させるのか?招き入れる3つの危険性

「仕事ができるから」「即戦力だから」という理由だけで、人間性に難のある人物を採用してしまうと、会社は取り返しのつかないダメージを受けます。ハラスメント気質を持つ社員を会社に招き入れることには、主に以下の3つの深刻な危険性が潜んでいます。

優秀な人材の流出と組織風土の悪化

ハラスメントの最大の弊害は、被害者だけでなく、それを見ている周囲の社員のモチベーションまで奪うことです。「この会社にはハラスメントがある」「ハラスメントを放置する会社だ」「ハラスメントの対応が悪い」と認識されれば、優秀な人材から次々と辞めていきます。結果として、ハラスメント加害者と、それに同調する・あるいは声を上げられない社員だけが残り、組織は完全に腐敗します。

企業のブランドイメージ失墜とSNS炎上リスク

現代は、社内のハラスメント被害がSNSや口コミサイトで瞬時に拡散される時代です。一度「ブラック企業」「ハラスメントを隠蔽する会社」というレッテルを貼られると、顧客からの信用を失うだけでなく、今後の採用活動にも致命的な悪影響を及ぼします。

多額の損害賠償と訴訟リスク

ハラスメント被害者がうつ病などの精神疾患を発症した場合、加害者本人だけでなく、会社の「安全配慮義務違反」や「使用者責任」が問われることもあります。労働審判や裁判に発展すれば、数百万〜数千万円規模の損害賠償を命じられるケースも珍しくありません。

採用面接でハラスメント社員を見抜く方法と「採用時調査」の重要性

ハラスメント問題を未然に防ぐ最善の策は、「ハラスメント気質のある人物を採用しないこと」です。しかし、面接という短時間で人間の本性を見抜くのは至難の業です。ここでは、面接でのチェックポイントと、より確実な対策について解説します。

面接や選考プロセスで本性を見抜くチェックポイント

  • 受付や立場の弱い人への態度を見る 

面接官には良い顔をしていても、受付のスタッフや清掃員、案内係に対して横柄な態度を取る人物は危険です。ハラスメント加害者は自分より立場が下」と判断した相手に本性を現します

  • 過去のトラブルや退職理由を深掘りする 

前職の退職理由を聞いた際、「上司が理解してくれなかった」「周りのレベルが低かった」など、極端な他責思考(自分は悪くなく、他人のせいにする傾向)を持つ人物は要注意です。

  • あえて想定外の質問でストレス耐性を見る 

少し厳しい質問や、意図と違う回答が返ってきた際のリアクションを観察します。すぐに感情的になったり、攻撃的な口調になったりする場合は、入社後も自分の思い通りにならないと部下を怒鳴るパワハラ気質を秘めている可能性があります。

限界がある面接…だからこそ「採用時の調査」が重要

面接官のスキルに頼るだけでは、巧妙に自分を偽る人物を見抜くことはできません。そこで近年、多くの企業が導入しているのが採用時のバックグラウンド調査(リファレンスチェック・素行調査)です。

私たち探偵事務所では、合法的な範囲で経歴の虚偽や前職でのトラブルの有無、SNSでの発信内容などを調査します。

前職でハラスメント問題を起こして退職していないか、パワハラを理由に懲戒処分を受けていないか。これらの事実は履歴書には決して書かれません。

元刑事のノウハウを活かしたプロの調査で「リスクの種」を事前に入社させないことが、最強のハラスメント対策となります。

社内でハラスメントが発覚!会社が取るべき正しい対応とは

どれだけ気をつけていても、社内でハラスメント事案が発生してしまうことはあります。重要なのは、ハラスメントに対する会社の対応です。初動を誤ると、被害者をさらに傷つけるだけでなく、会社の法的責任が重くなります。

ハラスメントが発覚した際、会社は以下のステップで迅速かつ公正に対応しなければなりません。

ステップ1:迅速な事実確認と被害者の保護

相談窓口や上司を通じてハラスメントの報告を受けたら、絶対に放置や隠蔽をしてはいけません。まずは被害者の安全と精神的な保護を最優先します。必要であれば、加害者と物理的な距離を離す(配置転換や自宅待機など)措置を取ります。

ステップ2:客観的かつ公平なヒアリングの実施

被害者、加害者、そして第三者(周囲の社員)からヒアリングを行います。 ここで注意すべきは、「水掛け論」を防ぐことです。加害者は高確率で「そんなつもりはなかった」「指導の一環だった」「相手が嘘をついている」と否認します。

刑事の捜査でも同じですが、当事者の証言だけで判断するのは大変危険です。メールの履歴、チャットのスクリーンショット、録音データ、第三者の客観的な目撃証言など、事実を裏付ける証拠を集めることが不可欠です。

ステップ3:事実認定と適切な処分

集まった証拠と証言をもとに、ハラスメントの事実があったかどうかを会社のハラスメント防止委員会などで客観的に認定します。事実が確認された場合は、就業規則に則り、戒告、減給、降格、あるいは懲戒解雇など、厳正な処分を下します。 「業績が良い社員だから」と処分を甘くすることは、会社全体に「ハラスメントを容認する」という最悪のメッセージを送ることになります。

ステップ4:再発防止策の策定と社内周知

事案の解決後は、なぜハラスメントが起きたのか原因を分析し、再発防止策(研修の実施、評価制度の見直しなど)を講じます。そして、プライバシーに配慮した上で「会社としてハラスメントには毅然とした対応を取る」という姿勢を全社員に示します。

社内調査には限界が…ハラスメントの事実調査はプロにお任せを

ハラスメントの調査を社内の人間だけで行うことには、限界があります。

  • 社内政治や忖度が働く(加害者が役員や成績優秀者の場合、調査が手心を加えられる)
  • ヒアリングのノウハウがない(誘導尋問をしてしまったり、証拠を隠滅されたりする)
  • 客観的な証拠が集まらず「言った・言わない」「やった・やってない」になる

こういった事態を防ぐために、ハラスメントの事実調査は外部の専門家(探偵事務所など)に依頼することを推奨します。

私たち元刑事の探偵事務所は、証拠収集のプロフェッショナルです。社内調査では出てこないような事実を、独自の調査手法や巧みなヒアリング技術で客観的に洗い出します。

明確な証拠があれば、加害者も言い逃れができず、会社としても自信を持って適正な処分を下すことができます。また、万が一労働審判や裁判になった際にも、探偵の調査報告書は会社を守る強力な武器となります。

まとめ

ハラスメント問題は、発生してからの対応も重要ですが、一番は「未然に防ぐこと」です。

会社にハラスメント社員を入れないための「採用時の調査」。そして、万が一発覚してしまった際の、客観的証拠に基づいた「ハラスメントに対する会社の毅然とした対応」。この2つが、会社と従業員を守る両輪となります。

「面接に来た人物の経歴が少し怪しい」「社内でパワハラの噂があるが、証拠がない」など、少しでも不安を感じたら、手遅れになる前にぜひ当探偵事務所へご相談ください。元刑事の経験とプロの調査力で、あなたの会社をハラスメントの脅威からお守りします。

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