「まさか…パートナーが浮気してる?」
一度芽生えた疑念は、日々の生活の中で心を蝕んでいきます。確たる証拠がないまま相手を問い詰めることもできず、一人で悩み続けている方も多いのではないでしょうか。
そんなとき、真実を明らかにするための選択肢となるのが「探偵による浮気調査」です。しかし、探偵に依頼するといっても、「費用はどのくらいかかるのか?」「一日だけの調査でも頼めるのか?」「よくわからない経費を請求されないか?」といった金銭的な不安がつきまとうのも事実です。
そこでこの記事では、探偵業界のプロの視点から、「一日だけ浮気調査を依頼した場合の費用相場」と、その「具体的な経費の内訳」について、詳しくそして分かりやすく解説します。
この記事を最後まで読めば、あなたは以下のことが明確に理解できます。
- 浮気調査を1日依頼した場合の具体的な費用相場
- 料金プランごとのメリット・デメリット
- 「経費」として請求される項目の詳細
- 費用を抑えつつ、質の高い調査を依頼するための重要なポイント
- 本当に信頼できる探偵事務所の選び方
あなたの悩みに終止符を打ち、新たな一歩を踏み出すために。まずは「費用」という壁を乗り越えるための正しい知識を身につけましょう。
目次
探偵の浮気調査は「一日だけ」でも依頼できるのか?
結論から申し上げますと、探偵への浮気調査は一日だけのピンポイント依頼も可能です。
長期間の調査は費用がかさむため、「まずは試しに」「この日が怪しいと特定できている」といった場合に、一日だけの調査は非常に有効な手段となることもあります。
【一日だけの調査が有効なケース】
- パートナーの行動が怪しい日が特定できている (例:「毎週金曜は必ず朝帰り」「特定の日に出張だと言っている」など)
- 特定の人物と会う約束があることがわかっている (例:飲み会、同窓会、イベントなど)
- 本格的な調査の前に、お試しで探偵の調査力を確認したい
- とにかく費用を抑えて、最低限の事実確認がしたい
このように、目的が明確であれば、一日(数時間)の調査でも十分な証拠を得られる可能性はあります。
ただし、相手の行動パターンが読めない場合や、浮気の確証がまだ薄い段階では、一日だけの調査では空振りに終わるリスクもあることを念頭に置いておきましょう。
浮気調査を1日依頼した場合の費用相場と料金プラン
最も気になる「1日あたりの費用相場」ですが、これは探偵事務所が採用している料金プランによって大きく異なります。
浮気調査のプランとしては、主に「時間料金制」と「パックプラン」の2種類があります。
時間料金制:動いた分だけ支払うプラン
調査員1名あたりの1時間単価が設定されており、調査時間に応じて費用が変動するプランです。
- 調査員1名あたりの費用相場:1時間 7,000円~15,000円
浮気調査は、対象者を見失うリスクを避けるため、基本的に調査員2名以上の体制で行われます。そのため、1時間あたり14,000円~30,000円が基準と考えると良いでしょう。
仮に、1日5時間の浮気調査を調査員1名当たりの費用10,000円の探偵事務所に依頼した場合の計算例は以下のようになります。
計算例: 1時間 20,000円(調査員2名) × 5時間 = 100,000円 + 別途経費
【時間料金制のメリット】
- 短時間で調査が終了すれば、費用を安く抑えられる。
- 無駄な費用が発生しにくい。
【時間料金制のデメリット】
- 調査が長引いた場合、費用が高額になる可能性がある。
- 予算の上限が見えにくい。
パックプラン:一定時間まとめたお得なプラン
あらかじめ「〇時間で〇〇円」と設定された料金プランです。5時間、8時間、12時間といった短時間のものから、数十時間のプランまで様々です。
- 1日(5~8時間程度)のパックプラン相場:80,000円~200,000円
パックプランには、基本的な調査経費(後述する車両費や報告書作成費など)が料金内に含まれている場合が多いのが特徴です。
【パックプランのメリット】
- 時間あたりの単価が割安になることが多い。
- 最初に総額が確定するため、予算が立てやすい。
- 経費込みのプランなら、追加費用の心配が少ない。
【パックプランのデメリット】
- 予定より早く調査が終了しても、返金されない。
- 最低契約時間が決まっているため、ごく短時間の調査には不向きな場合がある。
どちらのプランが良いかは、あなたの状況によって異なります。無料相談の際に状況を詳しく説明し、どちらのプランが最適かシミュレーションしてもらうのが最も確実です。
費用の内訳は?「経費」として含まれるものとその詳細
探偵の費用は基本的に「調査料金(人件費)」と「経費(実費)」で構成されています。契約時に「経費」の内訳をしっかり確認しないと、後から高額な追加請求をされるトラブルに繋がりかねません。
ここでは、一般的に「経費」として計上される項目を詳しく見ていきましょう。
人件費(調査員費用)
調査料金の大部分を占めるのが人件費です。これは調査員のスキル、経験、拘束時間に対する対価です。先述の通り、尾行や張り込みを確実に行うため、2~3名体制が基本となります。
車両費(ガソリン代・高速代・駐車場代)
対象者が車やタクシーで移動する場合、追跡するために車両は不可欠です。この際にかかるガソリン代、高速道路料金、コインパーキング代などが実費で請求されます。
交通費
調査員が電車やバス、タクシーなどを利用して移動した場合にかかる費用です。新幹線や飛行機で遠方に移動した場合は、高額になることもあります。
調査機材費
高性能カメラ、暗視カメラなどの専門機材の使用料です。基本料金やパックプランに含まれていることが多いですが、特殊な機材を使用する場合は別途費用がかかることもあります。
報告書作成費
調査結果をまとめた「報告書」の作成費用です。この報告書は、裁判で不貞行為を立証するための重要な証拠となります。写真や時系列の行動記録などが詳細に記載されており、その作成には専門的なスキルが必要です。 安価な探偵事務所では、この報告書が別料金(5万円~10万円程度)になっているケースがあるので、必ず契約前に確認しましょう。
その他の経費(施設利用料など)
対象者がレストラン、カフェ、ホテル、レジャー施設などに入った場合、調査員も同様に施設を利用しないと内部の状況を確認できません。その際の入場料や飲食代などが経費として請求されます。
経費についての確認ポイント
経費については各探偵事務所によって設定が異なります。以下についても確認するようにしましょう。
- どこまでが基本料金に含まれ、どこからが別途経費になるのか?
- 経費の上限をあらかじめ設定することは可能か?
- 経費の支払いは実費精算か?(必ず領収書の提出を求めること)
- その他不明な点があれば何でも
誠実な探偵事務所は、これらの点について契約前に丁寧に説明してくれます。
要注意!「追加料金」が発生する主なケース
当初の見積もりよりも費用が高くなる原因が「追加料金」です。どのような場合に追加料金が発生するのか、事前に把握しておきましょう。
調査時間の延長
「あと1時間追跡すれば、ホテルに入る決定的な瞬間が撮れる」といった状況で、依頼者の同意を得て調査を延長した場合に発生します。
調査員の増員
対象者が繁華街など人混みの激しい場所に行き追跡が困難になった場合などに、見失うリスクを避けるために依頼者の同意を得て調査員を増員するケースです。
想定外の遠方への移動
突然、対象者が新幹線や飛行機で遠隔地へ移動した場合など、交通費や宿泊費が追加で必要になることもあります。
優良な探偵事務所は、これらの追加料金が発生しそうな場合、必ず事前に依頼者に連絡し、許可を得てから調査を続行します。勝手な判断で調査を続け、事後報告で高額な請求をするような業者は悪質と言えるでしょう。
費用を抑えつつ、質の高い調査を依頼する3つのポイント
「費用は抑えたい。でも、証拠が取れなければ意味がない」。誰もがそう思うはずです。ここでは、コストパフォーマンスの高い調査を実現するための3つのポイントをご紹介します。
関連記事:なるべく安く浮気調査を依頼するための6つのポイントと注意点
Point1:事前に情報をできるだけ多く集める
調査の効率は、依頼者が提供する情報の「質」と「量」に大きく左右されます。情報が多ければ多いほど、調査はスムーズに進み、無駄な時間(=費用)を削減できます。
【集めておくと有利な情報】
- 怪しい曜日や時間帯
- よく利用する交通手段(自家用車、電車など)
- 車の車種、色、ナンバー
- 浮気相手と思われる人物の情報(名前、勤務先、写真など)
- よく行く場所(レストラン、特定のエリアなど)
これらの情報を整理し、相談時に探偵へ伝えることで、より的確な調査プランを立てることが可能になります。
Point2:複数の探偵事務所から見積もりを取る(相見積もり)
一つの事務所の話だけを鵜呑みにせず、必ず2~3社から見積もりを取りましょう。 これにより、ご自身のケースにおける費用の適正相場が見えてきます。
ただし、単純に料金の安さだけで比較するのは危険です。 「なぜこの事務所は安いのか?(調査員の質が低い?報告書が有料?)」 「なぜこの事務所は高いのか?(調査力に自信がある?サポートが手厚い?)」 といった視点で、料金の根拠をしっかりと確認し、納得できる事務所を選ぶことが大切です。
関連記事:必見!!探偵を選ぶ時のチェックポイント 10選 (アルシュ船橋)
Point3:契約内容を隅々まで確認する
最終的に依頼する事務所を決めたら、契約書の内容を徹底的に確認します。特に以下の項目は、口頭での説明だけでなく、書面で明確に記載されているかをチェックしてください。
- 調査の期間と日時
- 調査料金の総額(税込)
- 料金に含まれるサービスの内容
- 追加料金が発生する条件と、その際の料金体系
- 経費の内訳と精算方法
- キャンセルポリシー(解約時の返金額など)
- 個人情報保護や守秘義務に関する記載
少しでも不明な点や納得できない部分があればその場で質問し、クリアにしてから契約を結びましょう。
まとめ
今回は、「探偵の浮気調査を一日依頼した場合の経費」というテーマで、費用相場から経費の内訳、優良な探偵の選び方までを詳しく解説しました。
- 1日の浮気調査費用相場は、8万円~20万円程度。
- 料金プランは「時間料金制」と「パックプラン」があり、状況に応じて選ぶ。
- 見積もりは「調査料金」だけでなく「経費」の内訳までしっかり確認する。
- 費用を抑えるには「事前情報の収集」と「相見積もり」が不可欠。
パートナーへの疑念を抱えながら生活するのは、精神的に非常につらいことです。その不安を解消し真実を知ることで、あなたが次に進むべき道が見えてきます。
慰謝料を請求するにせよ、関係を修復するにせよ、「事実」という確固たる証拠が、あなたの強力な支えとなるのです。
まずは一歩、専門家に相談してみてはいかがでしょうか。あなたの状況に合わせた最適な調査プランと、明確な見積もりを提示してくれるはずです。
一人で抱え込まず、プロの力を借りて、心の平穏を取り戻しましょう。