パートナーが浮気していると、スマホを絶対に見られないように過剰なまでに警戒するなど、浮気を隠すための奇妙な行動が見られます。また、出張や同窓会が増えるなど不自然な言い訳が目立つようになります。
そのような異変に気づいたらさっそく浮気調査をしていきたいものですが、実際に何から始めるべきか、正しい手順というものはあるのでしょうか。
この記事では、自分で浮気調査をする場合と、探偵に浮気調査を依頼する2パターンの手順について解説していきます。
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目次
自分で浮気調査をする手順とは?
まずは、誰もが自分で浮気調査をしたいと考えるでしょう。
闇雲に浮気調査をするのではなく、正しい手順と手順ごとのリスクをきちんと理解する必要があります。
- 証拠集め
- 調査
- 決定的な証拠の撮影
- 本人を問い詰める
4つの手順に沿って解説していきます。
1.証拠集め
まず、本当に浮気をしているのかどうかを確認したいところです。本格的に調査するにはいろいろと準備しなければいけないこともあるので、確かに浮気をしていると確信できる証拠を集め、それに基づいてその後の調査を判断していきます。
本来、浮気の証拠は、裁判で通用する客観的で確かな証拠である必要があります。しかし、この段階の証拠集めは「間違いなく浮気をしている」と確信できる証拠で十分です。裁判上での証拠能力までは問いません。
浮気しているパートナーの財布にあるレシートやクレジットカードの利用明細、使用している車のカーナビやドライブレコーダーなど、手近ですぐに確認できそうなところを探してみましょう。
2.調査
身近なところをチェックしてみて、浮気だと確信できる証拠が集まったら本格的な浮気調査へと進めていきましょう。
その調査の方法は、尾行して浮気する2人のデートを追跡、浮気の証拠写真を撮影するというものです。これは、難易度が高く大変なので入念な準備が必要です。
調査にかかるための準備として、変装のための服やウィッグ、さらに高性能なカメラなどの撮影機材を買いそろえて、見つからないように隠しておきましょう。
準備が整ったら、これまでそろえた証拠を参考に、尾行する日を決めて実行します。
3.決定的な証拠の撮影
ここで言う決定的な浮気の証拠とは、「不貞行為(つまり性行為)が行われたことを証明できる証拠」ということになります。
ただし、性行為そのものを撮影するのは余程条件が整わないと不可能ですから、性行為があったと強く類推させるものも証拠として扱われます。そして、その代表的なものがラブホテルに一定時間滞在した証拠です。
つまり、尾行しながらラブホテルにたどり着き、そして2人がラブホテルに入る様子と出てくる様子を撮影すれば、それが浮気の決定的な証拠となるのです。
浮気調査における証拠写真の重要性に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
4.本人を問い詰める
浮気の決定的な証拠を撮影できたなら、本人を問い詰める段階に入ります。これは、浮気問題への対処として最終的な段階です。
浮気についてパートナーと話すのは、落ち着いて時間にゆとりがある夕食後などに始めるとよいでしょう。そのような話をすることを決して予告することなく、唐突に始めるのが基本です。
必要に応じて証拠を突きつけ、相手に浮気していることを認めさせます。そして、慰謝料のことや、浮気相手との関係を断ち切ることを誓約、または離婚など、要求したい内容を主張していきます。
もし、そこで合意が得られなければ、調停や裁判へと進めていきましょう。
効果が高い浮気の問い詰め方とは?気になる方はこちらの記事をチェック
自力で浮気調査をする各手順での注意点
流れで読むと簡単そうに感じられる自力での浮気調査ですが、実際にはかなりの労力と精神的・肉体的負担が伴います。
これからご紹介する注意点についても考慮した上で、自力での浮気調査に乗り出すかどうかを判断しましょう。
有効な証拠は限られる
自力での浮気調査では、何が有効な証拠となるのかの判断に注意が必要です。浮気に違いないと思えるものでも確実な証拠になるとはかぎりません。
LINEの履歴に、まるで恋人同士のように親密な会話があったとしてもそれは浮気の証拠にならないのです。
浮気の証拠となるのは、2人の性的関係を強く類推させるものに限られます。1日だけ自分で浮気調査をしてみた程度では、有効な証拠を得ることはほぼ不可能と言えるでしょう。
自力の調査はバレるリスクが大きい
浮気をしていると、スマホを誰にも見られたりしないよう、神経質なまでに警戒しているものです。そのスマホを勝手に覗いて証拠を探そうというわけですから、うっかりとLINEの未読を既読にしてしまったりすると、調査に気づかれてしまいます。
また、尾行についても、気づかれずに追尾し続けるのは高い技術が必要です。素人の尾行ではバレてしまう可能性が高いでしょう。また、高度な撮影スキル無しでバレないように写真を撮るのは非常に難しいのです。
そして、浮気調査をしていることがバレると、パートナーとの関係は悪化し、さらに警戒されて今後の浮気調査が困難になります。悪いことばかりでよいことは何もありません。
浮気調査を成功させる手順はまず探偵に依頼!
ある程度のところまで浮気が確信できるだけの証拠を得たら、後はその道の専門家に任せるのが順当な考えでしょう。というのは、自力で決定的な証拠写真を撮影しようと頑張れば、それなりに費用がかかる上に大変な苦労を伴うからです。
さんざん費用をかけて苦労した結果、浮気調査がバレて失敗したとなると、お金も努力も全てが台無しになります。「こんなことになるのなら探偵に依頼しておけばよかった。」と後悔することになりかねません。
探偵による浮気調査の手順を知ろう
それではさっそく、探偵に浮気調査を依頼した場合の手順をご紹介いたします。
- 問い合わせ
- 面談
- 契約
- 浮気調査前準備
- 浮気調査
- 報告書の交付
- 支払い
- アフターケア
各手順を詳しくみていきましょう。
浮気調査の手順1.問い合わせ
探偵への依頼はいきなり浮気調査を申し込むのではなく、『問い合わせ』という形で打診するところから始まります。この段階では、必ずしも探偵事務所を訪れる必要はありません。
依頼したい探偵事務所のWEBサイトに問い合わせフォームなどがあれば、そこから問い合わせてもよいでしょう。また、メールや電話、LINEなどのメッセージアプリからの問い合わせに対応している探偵事務所もあります。
問い合わせでは「どんな探偵事務所だろうか」と、覗いてみる感覚でよいでしょう。どんな調査をするのか、費用はどれほどかかりそうか、限られた予算で可能かなど、問いたい内容を尋ねてどんな探偵事務所なのかを知ることができます。ぜひお任せしたいと思ったら、具体的な調査に関する面談に進みます。
浮気調査の手順2.面談
問い合わせの段階でも、浮気の概況や大体の見積もりなどの話をするかもしれません。しかし、詳しい見積もりを出すためには、より詳しい浮気の状況や既にわかっている情報などから、どのような浮気調査をすべきなのか、どれくらいの難易度なのか、把握した上で見積もる必要があります。
そうすると、探偵事務所に出向いて、手がかりなどを持ち込んだ上、浮気調査について詳しい相談をすることになるでしょう。悪質な探偵事務所ではないことも、この時点でわかります。
費用面、調査内容で話がまとまったら、契約に進みます。
浮気調査の手順3.契約
探偵事務所の信頼性や調査料金で合意できるなら、ここからが正式に調査を依頼する手続きです。つまり、浮気調査の委任契約を結ぶということです。
そして、契約の直前には探偵業法に定められた「重要事項説明書」の交付と説明が、探偵側からあるはずです。もしなければ、その探偵事務所は探偵業法違反ですので契約しないようにしましょう。
また、契約した時にも契約内容が書面で交付されます。その内容をよく確認しましょう。その中身は調査の内容や期間、調査報告の方法や期限、料金や支払時期など、大切なことが書かれているはずです。
そして、逆に依頼者側が探偵事務所に対して書面で、この調査依頼は“犯罪行為や差別目的ではないこと”を誓約しなければなりません。これも探偵業法に定められています。
浮気調査の手順4.浮気調査前準備
契約を交わしたら早速調査…というわけではなく、調査するための準備を行います。調査の成否はこの準備にかかっていると言っても過言ではないほど重要な手順です。
まず、調査員が調査すべき人物(浮気をしているパートナー)の顔や姿を知っていなければ、調査は不可能です。ですから、わかりやすい写真を提供する必要があります。
同じ理由で、浮気をしているパートナーが普段乗っている車もナンバーと写真を提供します。
また、写真だけでなく、勤め先などのプロフィール、趣味やよく行くお店など、行動パターンが推測できる手がかりなどの他、次に浮気をしそうな日があれば、そうした情報も提供します。
そうした情報に基づいて、探偵は調査計画を立てるわけです。
浮気調査の手順5.浮気調査
情報を受けて浮気調査の計画も定まったら、いよいよ浮気調査が実施される段階です。厳密にいえば、調査計画を立てていく段階で、既に調査は始まっていると言えますが、調査員が尾行など実際に動き出すのはここからです。
ずいぶんとたくさんの手順を踏んできたように感じますが、実際は契約してから調査実施までは短期間で進みます。問い合わせたりどの探偵に依頼しようかと迷ったりしている期間の方が、むしろ長いかもしれません。
そして、浮気調査が始まれば、次のような手段で浮気の証拠を入手します。
尾行
自分で浮気調査をする場合には、自分だけが頼りです。ですから、自分1人で尾行することになります。
しかし、探偵は通常2人の調査員が連携して尾行します。もし1人で尾行するなら、トイレに行く間に対象者を見失ってしまうでしょう。
短い距離なら、対象者を見失うことなく比較的簡単に尾行できるかもしれません。しかし長距離だと、途中で電車に乗ったりバスに乗ったりする可能性があり、そうした変化に対応しながらの尾行ができるのは探偵だからこそです。
張り込み
ターゲットの職場や浮気カップルの食事場所、重要な浮気の証拠となるラブホテル前において、出てくるところを逃さずに撮影するために、探偵は長時間の張り込みを行います。
張り込みは、その場所によって難易度が変わります。一見ただ待っているだけのように見える張り込みですが、実は探偵の高度なスキルによって成り立っている調査方法なのです。
撮影
探偵は、調査対象者がどのような行動をとっていたのか、その一部始終を明らかにするため、要所で必ず撮影しておき、その写真とともに調査結果を報告します。
浮気調査において、撮影することは極めて重要です。なぜなら、もし調査中に撮影された数々の写真がなければ、本当に調査をしていたのかさえわからないでしょう。それに、浮気の決定的な証拠になるのも撮影された写真なのです。
探偵は超望遠のカメラ、暗視カメラ、腕時計やメガネの形をしたカモフラージュカメラなど様々な撮影機材を駆使し、さらに高い撮影技術によって証拠として残します。
浮気調査の手順6.報告書の交付
契約時には、「“調査結果報告の方法と期限”を契約書などに記載しなければならない」と探偵業法によって定められています。その方法は自由ですが、ほとんどの探偵は「調査結果報告書」という書面を作成し依頼者に手渡すことで報告を行います。
対象者の行動の一部始終を、日時と写真をもって報告するなら、書面にまとめるのが合理的です。しかも、その中に浮気の確実な証拠となる写真があれば、その報告書自体がそのまま法廷で通用する浮気の証拠になるでしょう。
また、調査完了時だけでなく中間報告をしている探偵事務所や、問い合わせればリアルタイムで状況を報告してくれる探偵事務所もあります。
浮気調査の手順7.支払い
料金をいつ支払うのかは、探偵によって、また料金プランによって違うものです。
探偵には契約前の重要事項として、概算料金と支払い時期について書面を交付して説明する義務があります。そして契約時にはより正確な料金と支払い方法ついての取り決めを書面で交付しなければなりません。
そして、依頼者はその取り決めに従って料金の支払いをします。
特に最初から定額を定めず、調査時間に比例して料金が決まる時間制のプランの場合は、調査が終わってから具体的な金額が計算される場合もあります。
探偵による浮気調査の料金相場をケース別で知りたい方はこちらの記事をチェック
浮気調査の手順8.アフターケア
探偵に浮気調査を依頼してから調査が行われ、調査結果を受け取って料金を支払えば、それで全てが完了です。しかし、探偵によっては、その後の交渉や裁判に向けたアフターケアをしてくれるところがあります。
実際に浮気調査で証拠を入手しただけでは、まだ浮気問題は終わっていません。そこから相手方との交渉が始まるのです。
しかし、交渉や裁判に慣れている人は少なく、そこで戸惑う人は多いでしょう。ですから、そうしたことへのアドバイスや準備などのサポートは、調査後の進展への支えとなります。
特に弁護士と連携している探偵ならば、そのような時にも心強くて安心です。
浮気調査なら総合探偵事務所アルシュ品川へ
総合探偵事務所アルシュ品川では浮気調査のご相談を承っております。お問い合わせ、相談からお見積もりまで無料でお受けいたします。
ご契約の際には、料金表・調査に関するお約束・調査報告書・クーリングオフ等について明記した「重要事項説明書」と、調査事項・調査の期間・調査料金等について詳細を記載した「調査委任契約書」を作成いたします。
また、総合探偵事務所アルシュ品川の調査員は全員がベテランの元刑事で構成されており、鍛え抜かれた調査力と誠実な対応に高い評価をいただいている探偵事務所です。ご依頼いただいた浮気調査にあたっては、的確な調査計画と優れた調査力でベストな結果を追求します。
さらに、調査後のアフターフォローも充実しています。ご要望があれば、浮気問題に知見の深い経験豊富な弁護士をご紹介いたします。
浮気調査なら総合探偵事務所アルシュ品川にご相談ください。
まとめ
浮気調査をどのような手順で行うのかについて解説いたしました。
自分で行う場合は、間違いなく浮気をしているか確信できる程度に情報を集めてから本格的な調査を開始。そして確実な証拠写真を撮影し、それを武器に本人を問い詰めていきます。
探偵に依頼する場合は、問い合わせから相談見積もりを経て、それでよければ契約成立です。契約後は、まず調査前に情報を整理して調査体制を整え、計画を立てます。それから、浮気調査が実施され、完了後には調査結果報告を受け取り、料金の支払いという流れです。
浮気調査を依頼するなら、弁護士と連携し、調査後のアフターケアが充実している探偵をおすすめします。
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