連絡が取れなくなった人の生存確認方法。あの人は今… プロが教える探し方。

突然ですが、あなたには連絡が取れなくなってしまった人はいますか? 親、兄弟、友人、かつての恋人、あるいは遠い親戚…。何らかの事情で音信不通になってしまい、ふとした瞬間に「あの人は今、どうしているのだろう」「無事に過ごしているだろうか」と、胸の内に漠然とした不安や疑問を抱くことは少なくありません。

もしもの事態を考えると居ても立ってもいられない気持ちになることもあるでしょう。しかし、具体的な手がかりもなく、どうすれば良いのか途方に暮れてしまう方も少なくありません。

この記事では、連絡が途絶えた人の生存確認を行うための具体的な方法について、多角的な視点から詳しく解説していきます。

連絡が取れない状況はなぜ起こるのか?

生存確認を考える前に、なぜ連絡が取れなくなってしまうのか、その背景にある主な要因を理解しておくことは効果的な人探しや居場所探しにつながる重要なポイントとなります。

生活環境の変化

引越し、転勤、海外移住などにより住所が変わったり、電話番号が変わったりすることはよくあることです。特にデジタル化が進んだ現代では、固定電話を持たない人も増え、携帯電話番号が変わるだけでも連絡手段が途絶え音信不通になりやすくなります。

人間関係の変化

意図的に連絡を絶っているケースも存在します。例えば、過去のトラブル、金銭問題、あるいは単に疎遠になってしまった、といった個人的な理由です。

病気・事故・事件

予期せぬ病気や事故、事件に巻き込まれてしまい、連絡が取れなくなっている可能性も否定できません。これは最も心配されるケースであり、もし行方不明であれば早急な生存確認が必要となる状況です。

災害

地震や台風などの自然災害により、連絡手段が寸断されたり、避難生活を送っていたりするケースも考えられます。このような場合の安否確認は特に重要です。

社会情勢の変化

戦争や紛争など、国際情勢の悪化により、海外に滞在している方が連絡困難になることもあります。

デジタルデトックス

最近では、意図的にSNSなどから離れ、連絡手段を限定している人もいます。

これらの状況を考慮し、最適な生存確認方法を選択していくことが大切です。

自分でできる! 初期段階の生存確認方法と情報収集

まずは、ご自身でできる範囲で情報収集を試みましょう。意外なところに手がかりが隠されていることもあります。

最終連絡手段の確認

連絡方法は一つではなく、いくつか複数試してみるようにしましょう。

電話

最後に話した電話番号に再度かけてみましょう。留守番電話メッセージが残せる場合は、状況を簡潔に伝え、折り返し連絡を依頼するメッセージを残します。

メール

最後に送ったメールアドレスに再度送ってみましょう。返信がないか、エラーメッセージが返ってこないかを確認します。

SNS

Facebook, X, InstagramなどのSNSアカウントを確認してみましょう。更新が止まっているか、あるいは新たな投稿がないかを確認します。共通の友人がいれば、その友人を通して状況を聞いてみるのも有効な人探しのヒントになります。

LINEなどのチャットアプリ

メッセージを送ってみましょう。既読にならないか、あるいはアカウント自体が削除されていないかを確認します。

共通の知人・友人や家族に連絡を取る

音信不通になった共通の友人、知人、職場の同僚、さらには家族などに連絡を取り、情報がないか聞いてみましょう。意外な人から手がかりが得られることもあります。

過去の住所・職場を確認する

過去に住んでいた場所や、勤めていた会社に連絡を取ってみるのも一つの方法です。

個人情報保護の観点から直接的な情報は得にくいかもしれませんが、間接的にでも手がかりが得られる可能性もあります。

また、よく訪れていた場所(行きつけの店、公園など)を探してみると何か生存確認に繋がるような情報を得られる事もあります。

インターネット検索

各種検索エンジン

GoogleやYahoo!、Bingなどの検索エンジンで氏名、旧姓、生年月日、出身校、過去の職場名など、知っている情報を組み合わせて検索してみましょう。思わぬ情報が見つかることがあります。

『地域名と氏名』などを組み合わせて検索することで、転居先の情報や、地域活動に参加している情報などが見つかる可能性もあります。

身元不明死者情報ページ

検察庁のホームページでは身元不明の亡くなった方の似顔絵や特徴、衣類等詳細な情報が公開されています。

あまり想像したくない結末かもしれませんが、こちらを確認する方法もあります。

(リンク先:警察庁『身元不明死者情報ページ』)

安否確認サービス(災害時特有の生存確認)

大規模な災害が発生している場合は、各通信キャリアが提供する災害用伝言ダイヤル(171)や、Googleパーソンファインダーなどの安否確認サービスを利用してみましょう。

これらの初期段階の生存確認で手がかりが得られない場合でも、諦める必要はありません。次のステップに進みましょう。

見つからない時の公的機関への問い合わせ

ご自身での情報収集が難しい場合、公的機関に問い合わせることで、法的な範囲内で情報が得られる可能性があります。

警察への相談 ・問い合わせ

警察へ行方不明者届を提出できるのは、事件性や事故の可能性が高い場合です。しかし、事件性がない場合でもまずは最寄りの警察署の生活安全課に相談してみましょう。

専門の部署が相談に乗ってくれ、アドバイスや情報提供をしてくれる場合があります。

特に、高齢者や未成年者の行方不明、あるいは自殺の可能性が疑われる場合は、緊急性が高いため速やかに相談してください。

また、生存確認をしたい人が行方不明ということであれば、次のような行方不明者捜索ページを利用して情報収集を呼び掛けることもできます。

(※以下リンク先は警察ではありません。掲載には警察への行方不明者届の提出や2親等までの家族から等の要件を満たす必要があります)

特定非営利活動法人『日本行方不明者捜索・地域安全支援協会』

一般社団法人 日本失踪者捜索協力機構『MPSジャパン』

関連記事:人探し、警察で調査できる・できないの基準とは?警察以外に依頼するなら探偵へ(船橋アルシュ記事)

市町村役場への問い合わせで生存確認

住民票の除票閲覧

住民票の除票は、原則として本人でないと取ることができません。ただし、正当な理由(債権の回収、相続手続きなどの利害関係人)がある場合、第三者でも請求できることがあります。ただし、個人情報保護の観点から、請求理由が厳しく審査されます。

住民票の除票には以前の住所や新住所、更には死亡している場合はその日付も記載されています。

戸籍謄本・抄本の請求

相続関係者など、戸籍法で定められた範囲の人は、戸籍謄本や抄本を請求することで、生存確認ができます。

もし亡くなっている場合は、戸籍謄本の死亡欄に死亡年月日や死亡時間の記載が入ります。

弁護士への依頼

法的な手続きが必要となる場合であれば、弁護士に依頼することで、手続きに必要な情報を得るために弁護士法23条の2に基づく「弁護士会照会」という制度を利用し生存を確認できる場合があります。

これは、弁護士が職務上必要な情報を収集するために、官公庁や企業などに情報の提供を求めることができる制度で、個人では得られない情報が得られる可能性があります。

ただし、あくまでも法的な手続きを依頼した場合に必要であれば照会をかけるだけであって、『生存確認をするために弁護士照会をしてほしい』という依頼には対応してもらえません。

最終手段~専門家による生存確認調査とそのメリット~

ここまでの方法で生存確認が難しい場合、専門家である探偵事務所や興信所に依頼することを検討する時期かもしれません。私たち探偵は、個人の力では知りえない情報収集のノウハウと、専門的な調査技術を持っています。

探偵事務所が行う生存確認調査の強み

専門的な情報収集力

公開情報だけでなく、人からの聞き込みや長年の経験で培った独自のネットワーク情報源等を駆使し、多角的な情報収集が可能です。

緊急性や事件性が無くても探せる

警察の行方不明者捜索は事件性や緊急性が無い場合、積極的な捜査には至らないケースが多いですが、探偵の場合は依頼後すぐに調査に取り掛かることができます。

法的な知識と倫理観

個人情報保護法などの関連法規を遵守しながら、合法的な範囲で調査を行います。

証拠の確保

調査結果を報告書としてまとめ、写真や動画などの証拠も提出します。

時間と労力の節約

ご自身で調査を行うよりも、時間と労力を大幅に節約できます。精神的な負担も軽減できるでしょう。

探偵事務所が行う生存確認調査の内容

探偵事務所が行う生存確認調査は、多岐にわたります。

情報収集(デスクトップリサーチ)

インターネット上の公開情報、過去の新聞記事、各種データベースなどから、対象者に関する情報を幅広く収集します。

対象者の名前、生年月日、旧住所、旧勤務先、家族構成など、依頼者から提供された情報を元に調査を進めます。

聞き込み調査

対象者の知人、友人、近隣住民、元同僚など、関係が深いと思われる人物に接触し、情報収集を行います。

探偵は、身分を明かさずとも、自然な形で情報を引き出すノウハウを持っています。

行動調査(尾行・張り込み)

対象者の現在の居住地や勤務先等が判明した場合、その場所での対象者の行動を監視し、生存確認を行います。

この際、対象者のプライバシーを侵害しないよう、細心の注意が払われます。

専門データベース照会

探偵独自のデータベースを利用し、対象者の転居先やその他情報を照会する場合があります。

海外調査

対象者が海外にいる可能性がある場合、現地の協力者や提携機関と連携して調査を行うこともあります。

当探偵事務所では、これまで数多くの生存確認、人探し等を手がけてまいりました。お客様の状況に合わせ、最適な調査プランをご提案し、迅速かつ的確な情報提供に努めております。まずは無料相談をご利用いただき、お気軽にご相談ください。

まとめ

連絡が取れない人の生存確認は、精神的にも肉体的にも負担の大きい作業です。

しかし、諦めずに適切な手段を講じることで、あなたの不安を解消し、大切な人との再会、あるいはその現状を把握することができます。

この記事で紹介した様々な方法を参考に、ご自身の状況に合った最適な生存確認方法を選択してください。

そして、もしご自身での解決が難しいと感じた場合は、迷わず専門家である探偵事務所にご相談ください。私たちは、あなたの「あの人は今、どこに?」という問いに真摯に向き合い、解決に向けて全力でサポートいたします。

どんな些細な情報でも構いません。まずは一歩踏み出し、総合探偵事務所アルシュにご連絡ください。あなたの不安を安心に変えるために、私たちがここにいます。

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